人から人が逃げて行く

先日、私が関係しているあるCOMMUNITYで理事会が開かれた。理事長・副理事長等を除いて、持ち回りの理事が数名出席した。そのうちの一人に過ぎない自分だが、出席してもなかなかMOTIVATIONが上がらないのである。

集合住宅の一員であるが、そこの住人にTHROUGH されることが多く、毎日不愉快な思いをしている。他人以上に接触がないのに何の為に時間を費やさなければならないのか?

当日、会合が終わり、150mほど先の同じ建物に帰る人に続いて会場を後にし、赤信号で足止めされていたので追いついた。接点がないし話をするのが億劫だったが、二言三言、当たり障りのないことを話した。信号が変わるや、相手の方は挨拶もせずに、僅か100mの距離を駆け出したのである。どうせELEVATOR前で一緒にならなくてならないのに。しかし、そこに彼の姿はなかった。階段を駆け上ったのであろうか。何故いい年をした人(40代後半?)が、大人の対応ができないのであろうか。

現代では人から人が逃げて行くCASE がよくある。その度、心の中になんとも言いようのない寂しさと薄ら寒さを帯びた風が流れ、しばしの間TENSION も下がり、囚われている自分にきづく。

壮年層から青年層・若年層に至るまで、人と付き合うのが苦手な人が多く、世代間のGAPも大きすぎ、会話が成り立ちにくいのが現代である。自分とて、自営業を始める35歳くらいまでは、事務的なこと以外人と話しをするのが苦手で、一定の時間が過ぎれば解放されると思い我慢していた。自分を出すことができず自信がなかったので、人に合わせるしかできなかった。

独立してからは、自分の意思で人に会い話さざるを得ず、引っ込み思案のの性格も徐々に矯正し克服してきたつもりだが、老人になった今でも引きずっており、こんなことでいいのかと思う日常である。

しかし、最近は他所の街で、屈託のない自分になっているのに気がつく。新しい出会いがありどんどん居心地が良くなっている。遠隔地であり、今後何回会えるかわからないのに、又寄りたいと思う。職業上、人づき合いには少しは慣れさせられたが、誰彼言わず掴まえて話をするほど、話好きや人が好きな訳ではない。

仕事で、長期出張になり、仕事の合間にRELAXしたい時、食事処、喫茶等でごく自然にお話をする場合がある。休養になり、しかもいい時間を過ごしたと実感するのである。

自分が住んでいたり、主たる仕事をしている街では、お互いに格好をつける所為であろうか、何か親しくなりにくい。又地域性、〜人気質もあるかもしれない。今は、無機質の人間ではないと思っているので、何処にいようと、心地よい風が吹けば呼応して、邪魔にならない程度にFRIENDLYになれるのだが。

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