CASHLESS時代の行き着くところ?

ここのところ都市銀行のBUSINESS 情報センターから、NET BANKINGを利用してくれとの電話が、日を置かずして、二度ほどかかってきた。SUPPORT  CENTER がいつでも対応してくれると言う。10数年前に、勧められるまま、手続きをして加入したが、そのままになっていた。銀行に行かなくても、いつでもどこでもNETで銀行手続きが出来るのがMERIT 。今のところ、歩けるし、全国どこの街にも銀行やATMがあるし、街はずれでもコンビニがある。自分程度の顧客に何でだろう?

折しも政府が2798億の予算を取り、CASHLESS化を推進する発表をした。ここの所、官民一体となってCASHLESS化に向かって走り出したような気がする。今でも何枚かのCARDと銀行口座及び NETがあれば、何不自由なく、経済活動ができる。既にHOTEL,GASOLINE、高速、通販、デパートなど小売店の支払い、振込等をCARD で決済し、便利さを実感している。更にNET BANKING等で使い勝手が良くなれば言うことはないように見えるのだが…。

銀行は、新たに口座維持手数料を設けたり、顧客の資産運用等の取引条件により、振込手数料上げ下げの実施を予定している。低金利でもあり、安全である事?以外、一般預金者にはMERIT がないので、銀行離れも進むかもしれない。適切な借り手も見つからず、利益が出ず、銀行も更なる再編、リストラさえあると言う。銀行の数と口座数を減らせば、人も余ってくる。しかし、経済社会の血脈である銀行がないと社会は安定しない。野に放たれた現金は使えば必ず銀行等に戻ってくる。そこで金融機関は、経営に見合った経費にするため、最低限度の店舗数、ATMを配置しようとしているのだと思う。来るべきCASHLESS時代の想定のもと、MAIN口座の獲得の指令でも出ているかのようだ。一人一行一口座をおさえれば、その人の経済活動を概ね知ることができる。政府など権力者にとっても都合のいい事でもある。  MY NUMBER制度と相まって、SNS もWATCHINGし、全ての個人情報と経済活動の掌握も可能なのだ。経済合理性と社会の便宜性を求めすぎると、進化した、窮屈過ぎる管理・監視社会に舞い戻る事にもなりかねない。社会の進歩に抗っても致し方ないが、飼い慣らされた日本人には、なりたくない。

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