その道のEXPERT に時代が追いついてきた?

ほけんの窓口という会社をCMでは知っていたが、もしやと思って調べたら、各保険会社の商品を案内するらしい。各PAMPHLET を渡され、疑問点を尋ね、相談にのってくれ、自分で選択出来るようだ。

35歳を前にして12年ほど勤めた会社を辞め、二つの会社を経て一年後、独立した。その間、職安の前で生保会社の勧誘を受け、一週間の研修を受けたが給料が折り合わず、入社には至らなかった。

当時、保険大好き人間だったので、その道のEXPERTから、自分のNEEDSにあった保険を各社の枠を超えて紹介され、加入できればよかったのだが。

車を購入するにしても車やメカに詳しくないと、特定の車種をDEALERに勧められて購入するしかなかった。その頃は、何でもものが売れる時代だったが、営業マンに、MAKER ・DEALERの枠を超えた販売を勧めたが、一顧だにされなかった。

自動車業界には、岩盤規制があリ、同一MAKERでもDEALER同士がそれぞれ別の車種を販売しており、他のDEALERの車種を扱えない不文律があった。今でも基本的には変わってない筈だ。

車が売れない時代、自立したPROFESSIONAL がその豊富な知識を駆使して、車に興味を持たせ、新たな層を開拓すれば、業界のみならず日本の景気浮揚の一助になるのではないだろうか。

従来から、食べログでも不適切なRANKING が問題になったり、他の業種でも多数の同業者の中から紹介してくれる案内所等があるが、一定の店と人情やバックマージンで結びついてるのではないかという先入観があり、利用しにくい。

あらゆる分野において、製造・販売側と癒着や忖度のない公明正大な関係を保てる、その道のEXPERT が望まれる。今後も切磋琢磨し販売を競い合うのは必要だが、物を売るだけの時代から、選ばれる時代になった。全てに通じている人もいるが、分業、多様化の時代、信頼出来る人を選び、他に委ね、自分が出来ることだけに専念する生き方もありだと思う。

時代が追いついて、あらゆるEXPERTが求められるようになったのではないだろうか。

この記事を書いた人
伊藤武

斎藤清の出生地、会津で斎藤清版画ギャラリー「イトー美術」を運営している、いとたけ こと伊藤武です。
http://itobi.sakura.ne.jp/

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