友達がほしいが、コミュニケーション能力が不足している

行きつけのギャラリーカフェ(gallery cafe)に横浜出身、30代男性が訪れている。哲学と現代クラシック(classic)に傾倒し、人と接点を持つのが苦手で、静かに時を過ごしたいようだ。本来、シャイ(shy )な人だが、チーフ(chief)のUTAさんが「伊藤さんが友達になりたい」と話してしまった。意を決するしかない。接点は、複数の同じ喫茶に行くくらいである。もしかしたら、知り合い以上、友達未満の付き合いが、ゆっくりと始まるかもしれない。自分が話をする人達は、仕事関係者か、客として行くお店の人達で、その交友範囲は、限られている。趣味、特技もなく、面白い人間でもないので、今更、新たな人と知り合い、コミュニケーション(communication)を取るのは、難しいが、自分の為に始めるしかない。

かつて、人に「友達が」云々と話した事がない。言えない事が恥ずかしかったし、劣等感もあったが、自他共に、認め合う人がいなかったのだからしょうがない。一般的に「友達」というワード(word )を使える人は羨ましい。しかし、著名人が、TVなどで何十年ぶりに、親友と画像で再会する経緯を見ることがあるが、信じられない。自分だったら、人恋しさから、知り合い以上になった人には、会わずにはいられない。先方の気持ちは、わからないが、当方が、勝手に好感を持っている人は、多少はいる。但し、お客様には、負い目があり、営業の為と思われるのではないかという懸念がある。どうしても、行きつけの飲食関係、仕事の関係者になってしまうのは否めない。素直にテイクイットイージー(take it easy)な気持ちになれるからである。

自分の仕事場、会津の フィールド(field) では、店の真ん前の紀州園(お茶屋)の、ITに強く、お世話になっている30歳直前の専務、佐原  拓弥さん。情があり、家族の信頼も厚く、礼儀正しく、気遣いの出来る好漢である。裏表のない性格も素晴らしく、応援したくなる。美容院パルファンと大正館カフェ&ギャラリーの経営者で、お客様でもあるご夫妻の矢澤次男社長、矢澤 睦子先生。社長は、私より、10歳程若いが、仕事・スポーツ・趣味など人生を享受している人。辛いこともあるのに、人には見せず、紳士的に接してくれ、リスペクト(respect )できる。先生は、会津には珍しく、根っからのネアカで、フレンドリー( friendly)な人。成功者にありがちな上から目線でなく、腰も低い。又、喫茶のチーフ(chief)、歌川 明美さん。実年齢より10歳以上は若く見えると巷では、噂されている、通称UTAさんは、気配り上手で、芸能・スポーツ(sports)、その他の話題に付き合ってくれ、会津情報にも詳しい。焙煎屋珈琲と山一産業(不動産業)のスタッフ(stuff)、沢上芳雄さん。典型的な会津人で、自分から余計なことは言わないが、求められれば、答えを持っている人。カウンター(counter)で向きあい、しみじみと話もでき、安心できる。JAに勤めている越智秀博さんは、恐るべき、審美眼の持ち主で、40代半ば。頻繁に訪れ、アドバイス(advice)してくれる。会津若松から30分程。そば処梅庵の鈴木 克己さんは、渓流釣りが、趣味で、商売より山歩きが好きな自然人。名利を求めない、今時珍しい、欲のない人。訪れると、蕎麦一杯で、1〜2時間いることがある。テリトリー(terrItory)以外では、愛媛県新居浜市のお客さんでもある、元高校・社会科教諭の三宅郁夫さん。数才、年下だが、仕事でも、社会の事でも、いろいろご教示を受け、頻繁 に連絡を取っている。松山市の中心、銀天街から路地に入った、珈琲店セラヴィは、煙草も吸え、雑然とした、小さなお店だが、珈琲豆に拘り、常連が多い。経営者、合田 創さんは、新参者にも居場所をつくってくれる、心優しき人。反対側には、ビルトモア珈琲の吉井 達人さんが、頑張っている。人言うに珈琲激戦区。天井が高くシンプル(simple)だが、さり気ない花を飾るなどオシャレ。カウンターとボックス(box)が三つほどの小さな店。珈琲一杯の行きずりの私にも声をかけ、こちらからポツポツ話すような雰囲気を作リ、客を一人ぽっちにさせない。東京の三原橋交差点近くの三井ガーデンホテルに勤めた時に、飲食業に進むことを決めたそうだ。その後、地元のタリーズ珈琲で修行し、若くして起業。男性、女性双方から、嫌がられないキャラクター(character)は、貴重。応援スタッフの主婦の方も、人情の機微を心得ているようだ。人気店になり、人が沢山訪れているのを見てみたい。他に、広島県、福山駅から近い食事処・いづも庵。そば等を食べに行くが、ここ、十ヶ月程行ってない。特別、話しをしたわけではないが,モデル(model)で女優の中条あやみさん似の 娘さんがいる。「会いたくてーー、会いたくてー」といいながら舗装された山岳道路を男女二人が、トヨタ車でドライブ(drive)するcmを思い出す。

私が、生まれ育った東京では、行きつけの店でも、話をする事がない。何十回も行っている五反田のそば屋さんでも、ただ食べるだけ。どこでも人が多く、お互いに関心がないし、出来るだけビジネスライク(businesslike)に徹しているようだ。人に倦み疲れており、敢えて、避けているとしか思えない。仕事柄、居所が定まらない悪弊もあるが、他所では、たった一度訪れても、何かを見つけたり、人と繋がる事が容易である。この度のコロナ禍で、東京の立場が微妙になっている。こんなに、嫌われ、暮らしにくい街を再認識させられ、緩やかな人工移動が始まるかもしれない。地方と東京を行ったり来たりしながらも、自分がかってに思う知り合い以上の人達により、居場所も与えられている。いろいろなことに関心があるが、特に、一人一人が珍種である人間には、興味が尽きない。これからも、コミュニケーション能力を磨き、責任と義務がなく、長続きする、年齢制限のない、知り合い以上友達未満の人を確保していきたい。

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