SERVICE業の泣き所

以前、妻と観光 SPOTの一角にある食事処に、手打ち蕎麦とソースカツ丼を食べに行った。そばの大盛りは普通盛り二枚だと言う。「食べきれないね」等と言いつつ、係の方に、大盛りとソースカツ丼を注文したが、蕎麦猪口は、一個しか出されず、ソースかつ丼の方もかなり量が多かったが、取り皿がなかった。面倒かもしれないが、分け合って食べるのを察知して、2個なり、取り皿なり出して貰いたかった。何回か行っている店なのだが、最初からひとこと言うべきなのだろうか 。しかし客に対する配慮不足は否めないと思う。人は、ちょっとした親切さが身に染みるものだ。妻は、もう二度と行かないと言う。何でも美味しい店なので、どうADVICEをするか思案中である。自分は、気にし屋なので、SERVICE等に不備があった場合、どうしても看過できないと思ったら、何らかのMESSAGEを伝えるようにしている。

SERVICE業もしくはSERVICE 業務は、泣き所だらけである。当然、人との接触が多いので、他人の目が光っている。我々は、具体的なものを買うだけでなく、それに付随している、様々のSERVICEを含めて買っている。佇まい、人、その場の雰囲気・提供する品物もしくはSERVICE の内容等3拍子も4拍子も揃っていないと、ちょとした泣き所で決定的な事が起こる可能性がある。しかもどれ一つが欠けても愉快ではないのは、当然な事。昨日は、地方の町で約束の時間にまだ早く、LOG HOUSEのCAFEに入ったが、他に客はおらず、暗い雰囲気で年配の女性がいたが、当然、覇気がなかった。確か、音楽も聞こえなかったと思う。人口が少ないのがNECKとなり、小さな町では、何をやっても駄目と言う声を聞くことが多い。しかし、仕事、遊びで訪れる人もいるので、勿体無い気もする。何か心惹かれるものがあれば、寄り道してでも行くことになるのだが。

私たちの店は、画廊なので、お客様が、頻繁に訪れる事がない。時間と余裕があるのかもしれないが、その分、来店された方には、CASE-BY-CASEで、しっかり対応させてもらっているつもり。何か CLAIMが起きた場合、お詫びをする事と、速やかに善処することを心がけている。なかなか自分が他人の視点で、観察できず、贔屓目だったり、甘く見てしまいがちになるので、CLAIMは緊張するが、むしろありがたいと思っている。今、中堅都市の街はずれの小さなJAZZ喫茶で、LUNCHを食べ、小休止を取っている。SAXのSOUND が物悲しくも、心の襞を優しく撫でて癒してくれるかのよう。こんな場所でも、相応の人がLUNCHを食べにきている。中年の男女二人が身の丈にあった営業を続け、きっと居心地がいいのだと思う。食事と珈琲も REASONABLEだった。歳月は人を待ってくれない。又いつ来れるかわからないので、今夜は、柄でもないがJAZZの調べを聴くとするか。

この記事を書いた人
伊藤武

斎藤清の出生地、会津で斎藤清版画ギャラリー「イトー美術」を運営している、いとたけ こと伊藤武です。
http://itobi.sakura.ne.jp/

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