さんま讃の文化交流ショー

テレビ大好き人間かもしれない。しかし、やみくもに視聴しているわけではない。必要なもの、めちゃくちゃ面白いもの、為になるもの等である。ニュース、報道番組、ドキュメンタリー、ドラマ、バラエティ、スポーツ、お笑い等を中心にごく普通の番組を見る。特にチャンネルを合わせるのは、報道情報関係では、午前は「ZIP!」「あさチャン!」「羽鳥モーニングショー」「とくダネ!」「スッキリ」「ビビット」午後は「バイキング」「ひるおび!」夜は「深層ニュース」「ZERO」、ドラマでは「まんぷく」「三国志」、お笑いでは「さんま御殿」「ホンマでっか!?」「さんまのお笑い向上委員会」「アメトーク 」「ダウンタウンの番組」、その他では、「クローズアップ現代」「SWITCHインタビユー」「YOUは何しに日本へ」「あなたが日本に住む理由」「我等の時代」「がっちりマンデー」等等である。時間がダブるものはチャンネルを切り替えるのに忙しい。録画しても見られないものもある。

人、様々であるが、テレビを見る時間がなかったり、まるっきり馬鹿にして見ない人もいる。勿体ない。現代社会を如実に反映し、包括しており、我々が俯瞰出来るのはありがたい。他にも現代社会の断面をきりとり、見せてくれるものはあるが、テレビは手っ取り早い。その中の一部門、お笑いバラエティー番組が意外と文化、経済の振興に貢献しているのではないだろうか。

今更だが笑いの巨人、明石家さんまには注目している。好き嫌いがあると思うが、自分なりの見方がある。「さんま御殿」では、芸能人等が出演しているが、機転の効いた言葉や洒落を述べ、相手との掛け合いで、面白い言葉や所作を引き出し、爆笑させる。いつも真剣に「笑かしたろう」と考えているせいか、時には、いじり、冷たかったり、よく言われる事だが、怖くさえ見えて相手をビビらせる。多分、相手が滑って笑いを取れなかった場合、自分の責任だと思っているのではないだろうか。多くのタレントが脚光を浴び次なるステージに進出した。きっかけを用意したのは、さんまさんだが、そのチャンス を生かした本人にも拍手。この番組だけではないが、多数のタレント等が茶の間を席巻していると思う。「ホンマでっか!?」では、偉い先生や権威者が多数出演するが、ひるむ事なく対応し、面白さ、おかしさを引き出し、、時には弱点さえも暴露する。我々と同じ普通の人間である事をみせる。そこに悪意がないから、彼等が生き生きと操り人形のごとくうごく。その後、彼等は引っ張りだこ。各テレビ局に出演したり、各職場でも人気者になっているはずだ。もう一つの「さんまの向上委員会」では、一般視聴者ではなく、芸人に注目されているのではないだろうか。芸人が、こぞって?嬉々として出演したがっている雰囲気。お笑いのプロ同士の切磋琢磨を演出し、技術向上と再生を目指す。さんまさんは、多数の著名人と交流ショーを繰り広げ、笑いの文化の発展と賑わいを担い、多大な経済効果まで生み出していると思う。本人は、望まないと思うが、遅かれ早かれ、文化功労賞等如何であろうか。

この記事を書いた人
伊藤武

斎藤清の出生地、会津で斎藤清版画ギャラリー「イトー美術」を運営している、いとたけ こと伊藤武です。
http://itobi.sakura.ne.jp/

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