煽り運転等を誘発しない為に

この度、世間を賑わせている茨城の煽り運転に関しては、限りなく100%に近い確率で、仕掛けた方が悪く、厳罰に処すべきである。一般的に事件、事故をおこした方が全面的に悪く、どんな事由があろうと言い訳できないのは自明の理。しかし、被害者にも、付け込まれるスキがあるのではないだろうか。運転ぶりによっては、意図的に意地悪したと思われたり、無意識にRULE・MANNER違反をやっていたり、SMOOTHな交通の流れを妨げる場合があり、他人をいらいらさせた結果、一部の人間のSTRESS、怒りが沸点に達し、事に及ぶ事がある。

自分が運転する時は、車社会に適合するよう最大限、気をつけている。種々の人間が、様々の目的で、車社会に乗り出して行く。皆、個性的だったり、癖のある運転をし、RULEを無視したら大混乱をきたす。せめて最大公約数的な道交法や交通MANNERを遵守したり、社会常識に則り、人の迷惑ににならない運転が望まれる。車の流れに従い、譲るべきは譲り、意地悪をせず、親切にすることである。積極的、消極的であっても、無法DRIVERの仲間入りをしてはいけない。

しかし、現状では、イロハが守られていない。端的な例として、キープレフト。日本では、車は左側通行であり、追いつき、追い越し、左側が空いている場合、状況判断も必要だが、速やかに、左車線に入らなければならない。これは、免許取得の際、嫌というほど、聞かされてきた言葉だ。ところが、守られていないことが非常に多い。追い越した後、走行車線に戻らず、のんびり走っていたり、初めから、走行車線が空いているのに、追越車線を走り続ける人がいる。こんな事でも、人を不快にし、煽り運転の対象になり得る。更に本人をも、渋滞に巻き込んでしまうことがある。三車線の高速道路などで、渋滞が発生していても、一番左の走行車線が1〜2kガラ空き状態のことがよくある。各車線をそれぞれが、整然と走れば、渋滞もかなり緩和されるし、イライラを軽減できるのではないだろうか。日本人は、礼儀正しいし、OUTLAW的な人も少なく、ATMその他で行列ができても、忍耐強く順番を待っている。又二車線が一車線に狭まる場合でも、大半の人は、割り込みをせず、長い列に追随している。外国人に絶賛される所以である。

世の中はSTRESSだらけだが、多くの人は、我慢している。しかし、尖っていたり、社会に反抗していたり、何か獲物を求めている人達もいる。車の運転に限定しても、触らぬ神に祟りなしではないが、せめて自分だけでも、煽り運転などの口実を与え、 被害者にならぬよう、正しい運転に徹すべきである。そいう人が増えれば、少数者がRULE違反、MANNER違反を犯し、運転しているのが、明白になる。つまり、長い行列に割り込んだり、並ばないで先頭に入るようなものだ。少数者の違法DRIVERは、バツが悪いと思うであろうし、反省し、改めてくれればよい。懲りない者は、取り締まればいいことだ。かくして、車社会でも、法治国家日本の交通MANNERが称賛され、おもてなしの国として、面目躍如となるはずである。

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